【セルフまつ毛パーマ】まつ毛がチリチリに!?1剤の放置時間を間違えるとどうなるか解説

まつ毛パーマが自宅でできるセルフキットが人気を集めていますね。
「ビューラーいらずで朝が楽に!」「サロンに行かなくてもOK!」と、手軽にまつ毛を美しく整えられるのは嬉しいポイントです。
でも、その一方でSNSや口コミでたびたび目にするのが、こんな声です。
「まつ毛がチリチリになってしまった…」
「カールどころか、まつ毛が傷んでバサバサに…」
実はこうしたトラブルの多くは、1剤の放置時間を間違えたことが原因で起こっています。
この記事では、セルフまつ毛パーマにおける「1剤の置きすぎ」について詳しく解説しながら、チリチリにならないための対策と正しい使い方をわかりやすくお伝えします。
そもそも1剤って何?まつ毛パーマの仕組みを簡単におさらい
まつ毛パーマは、基本的に以下の2ステップで構成されています。
1剤(カール剤)
まつ毛の内部にあるたんぱく質(ケラチン)をやわらかくして、形を変えやすくする薬剤。
2剤(固定剤)
カールをつけたままの状態でたんぱく質を再結合させ、形をキープさせる薬剤。
このうち1剤が一番強力な働きを持ち、まつ毛のダメージにも関係しやすいパートになります。
1剤を置きすぎるとどうなるの?
1剤にはたんぱく質を切断する作用があります。この働きによってまつ毛は柔らかくなり、ロッドに合わせてカールが形成されます。
ところが、時間を超えて置きすぎてしまうと…
- まつ毛がチリチリ・パサパサになる
- カールが不自然に強くなりすぎる
- まつ毛のハリ・コシがなくなる
- 毛先が切れやすくなる(断毛)
- 最悪の場合、抜けてしまうことも
つまり、1剤の働きが強すぎると、まつ毛のたんぱく質が“壊れすぎる”状態になるんです。
これが、いわゆる「チリチリ」や「バサバサ」の原因です。
「チリチリまつ毛」になってしまう具体的な原因
1. 放置時間が長すぎる
→ 推奨されている時間(例:10分)を超えて15〜20分置くと、薬剤の力が強く作用しすぎます。
2. 薬剤の量を多くつけすぎた
→ 薬剤が多すぎると、まつ毛の根本や皮膚にまで影響することがあり、余計なダメージを与えます。
3. まつ毛がもともと細くてデリケート
→ 細毛やダメージ毛の人は、通常の放置時間でもチリつきやすいため、時間調整が必要。
4. 同じ部分に重ねて薬剤を塗ってしまった
→ 重ね塗りすると、薬剤が必要以上に浸透してしまい、過剰な分解が起きます。
チリチリになったまつ毛…元に戻せるの?
残念ながら、一度傷んでしまったまつ毛は完全には元に戻せません…。
ただし、以下のケアで状態を少しずつ整えることは可能です。
ダメージまつ毛のための対処法
・まつ毛美容液で保湿&補修を続ける
→ケラチンやアミノ酸配合のものがおすすめ。
・まつ毛をいじりすぎない
→クレンジングやビューラーでの摩擦は最小限に。
・次回のパーマまで最低でも3〜4週間は空ける
→まつ毛の生え変わりや回復を待つことが大切です。
初心者でも失敗しないための5つのポイント
必ずタイマーを使う
“目分量”ではなく、スマホのタイマーなどで正確に測りましょう。
事前にパッチテストを行う
肌やまつ毛の状態によってはアレルギー反応が出る場合もあります。
毛質を観察して調整する
細くて柔らかいまつ毛なら、推奨時間より短めに。
薬剤の厚塗りを避ける
必要最低限の量で十分。塗りすぎ=傷みのもと。
日をまたいで連続で施術しない
失敗しても、まつ毛に負担をかけすぎないよう日をあけて再挑戦。
まとめ
セルフまつ毛パーマはとても便利な美容法ですが、1剤の扱いには注意が必要です。
特に「置きすぎ」はまつ毛への負担が大きく、せっかくのセルフケアが逆効果になってしまうことも…。
大切なのは、「長く置いた方がよくかかる」という思い込みを捨て、説明書どおりの時間を守ること。それが、まつ毛の美しさと健康を守る一番の近道です。
「セルフでも、まつ毛はやさしくケアしたい」——
そんなあなたの美容習慣が、より楽しくなることを願って。

「簡単だけど、ちゃんとキレイ」をモットーに、初心者にもわかりやすい美容情報を発信しています。
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